


花粉症というと、「くしゃみ」「鼻水」「鼻つまり」「目のかゆみ」と考えている方がほとんどでしょう。
1月後半から5月にかけて「風邪を引いた」と来院される方の半分位は「花粉症」と言っても過言ではありません。
訴えで多いのは、「喉がいがらっぽい」「咳が止まらない」「布団に入ると咳が出る」などです。
でもあまり鼻水や目のかゆみがない方は、「風邪を引いた」と思ってしまいます。
しかし良く聞いてみると、発熱、寒気、倦怠感、食欲低下、ゾクゾクや熱感などの症状はほとんどないかあっても軽度。「頭がぼーっとする」などの症状は時々聞かれます。
「風邪」はウイルスや細菌の感染症ですから、よほどのご老人でない限り熱は出ますし、倦怠感が襲います。
花粉症=アレルギー性鼻炎ではなく、その他のアレルギー性咽頭炎やアレルギー性気管支炎なども含んでいると考えています。
その証拠に、「夜の咳が止まらない、咳止めが全く効果がない」と来院された患者さんに、抗生物質や風邪薬を処方しても全く効果がなく怒られてしまいます。
治療は「抗ヒスタミン剤」「漢方薬」時に「吸入ステロイド」
最も効果があるのは「抗ヒスタミン剤」「漢方薬」「気管支拡張剤」です。
「抗ヒスタミン剤」は効き目が早い薬は眠気も強く、学生さんやビジネスマンの方にはつらいものです。
漢方薬はそのような眠気はなく、「ちょっと苦い」のさえ克服して頂けたら大部分の方に満足のいく効果が早期に得られます。
実際「どの抗ヒスタミン薬でも治らなかった花粉症が漢方で一発で治った」とおっしゃって下さる方も少なくありません。
個人的にステロイド剤の吸入は出来るだけ使用しないようにしている(明確な根拠はありません)のですが、最終的にそこまで必要な方も中には居られます。所謂、「喘息性気管支炎」の方です。
もちろん、細菌感染を合併して副鼻腔炎や気管支炎になってしまう方も居られますので、その際はそれなりの治療が必要です。
これも根拠はありませんが、花粉症(アレルギー性鼻炎)の方は、副鼻腔炎などの細菌感染も起こしやすいような印象を持っています。
なぜアレルギー体質の人が増えてきているのでしょうか?
色々な説があるようですが、どれも決め手に欠きます。もちろん生まれつきの方もおられますし、40歳過ぎてから発症という気の毒な方も・・・。
スギやヒノキは大昔からあった訳ですから、人間が変化してきているとしか考えられません。
食品(農薬などを含めて)の変化あたりが怪しいのではないかと思っています。
マスクやゴーグル、うがい、洗濯物の干し方などでだいぶ良くなります。薬以外の方法も極めて重要ですので、がんばって下さい!