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●原因不明の強い倦怠感、微熱、リンパ節腫脹、頭痛などを来す疾患です。

●長期にこのような状態が持続し、生活に支障を来す疾患です。

●精神・神経疾患との鑑別が重要であり、また時に困難でもあります。

●下記のような診断基準を参考に、思い当たる方はまずはご相談下さい。

慢性疲労症候群(CFS)
診断基準

A 大基準
 1.6ヶ月以上の間、持続・再発する生活に支障を来す程の倦怠感

 2.悪性腫瘍、膠原病、その他の内科的疾患が厳密な検査により否定できる

B 小基準
 1.(ア)症状基準
   37.2度から38.3度の微熱・悪寒
   咽頭痛
   頸部あるいは腋窩リンパ節腫脹
   筋力低下
   軽い労作後の24時間持続する倦怠感
   頭痛
   腫脹や発赤を伴わない移動性関節炎
   一過性暗点、物忘れ、易刺激性、錯乱、思考力低下、集中力低下、抑うつなど
   睡眠障害
   発症時に主たる症状が数日以内に発現
   

   (イ)身体所見基準(2回以上医師が確認)
   微熱
   非浸出性咽頭炎
   リンパ節腫大

治療方針

 うつ病などの精神疾患の合併の有無により治療法は異なります。

 厳密に慢性疲労症候群だけの基準を満たし、うつ病などの基準を満たさない場合には漢方薬やビタミン剤、胃薬などの併用が有効と考えられています。

 慢性疲労症候群を発症した後にうつ病などを併発した場合には、SSRIなどの抗うつ剤を用いて治療することもあります。

 病態が明確な疾患ではありませんが、社会心理的ストレス・遺伝的要因によって引き起こされた神経・内分泌・免疫系統の変調に基づく脳神経系の機能異常である、ということが徐々にわかってきているようです。