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頭痛でお悩みの皆様へ

頭痛や肩こり、めまいは、あまりに日常的のため病院では軽視されがちです。

しかし時には仕事が手に付かなくなるような激しい症状に襲われることがあります。

その苦しみは、経験した人間にしか理解されません。

当然、命に関わる危険な疾患もあります。

パソコンなどを扱う人が増えて、日本では約3千万人の方が頭痛に苦しんでいます。

市販の薬で簡単に治ってしまう頭痛もあれば、特効薬が全く効かない頭痛もあります。

肩こりが強いからといって必ずしも緊張型頭痛ではありません。

頭の片方が痛いからといって必ずしも片頭痛ではありません。

まずは、正確な診断を行うことが治療の第一歩です。

日本頭痛学会認定頭痛専門医、日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医である院長が、まず正確な診断を行います。

おかしいな、しんどいな、と思われたらお気軽にご相談下さい。


頭痛に対する一般的な対策

1. 同じ姿勢を続けない、毎日適度な有酸素運動を行う

2. 冷気に触れない(マフラーなど)、手足を冷やさない

3. 寝不足・寝すぎしない。(平日と休日に余り差をつけない)

4. 視力が落ちている人は矯正する

5. デスクワークの人は机やイスの高さ、パソコンの位置関係を見なおす

6. 酒、チョコレート、カフェインの摂りすぎに注意する

7. 人ごみ、満員電車、映画館、炎天下での活動などを避ける

8. 精神ストレスがあればその原因解決の努力を。無理なら抗不安薬も考慮。

9. ビタミンB群、鉄(特に女性)が豊富な食事を心がける

10. 冷暖房を効かせすぎないように気をつける(外気との差が大きいと×)


頭痛の国際分類(簡略化しています)

1.片頭痛
   
前兆のあるもの、前兆のないもの、片麻痺性、周期性嘔吐症、腹部片頭痛、慢性片頭痛など

2.緊張型頭痛
   
稀発反復性、頻発反復性、慢性など

3.群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
   
群発頭痛、SUNCTなど

4.その他の一次性頭痛
   
一次性穿刺性頭痛、労作性頭痛、性行為に伴う一次性頭痛、持続性片側頭痛など

5.頭頸部外傷による頭痛

6.頭頸部血管障害による頭痛
   
くも膜下出血、脳内出血、動脈炎などによるもの

7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛
    
脳腫瘍、水頭症、脳炎、髄膜炎などによるもの

8.物質あるいはその離脱による頭痛
    
ニトロ製剤、アルコール、カフェイン、鎮痛薬乱用、経口避妊薬、など

9.感染症による頭痛
 
   髄膜炎、脳炎、全身性ウイルス感染、など

10.ホメオスターシスの障害による頭痛  
    
高山性、潜水時、透析、高血圧、甲状腺機能低下症、褐色細胞腫など

11.頭蓋骨、頚、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいは他の顔面・頭蓋組織に起因する頭痛あるいは顔面痛

12.精神疾患による頭痛
    
身体化障害による頭痛、精神病性障害によるもの 

13.頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛
    
三叉神経痛、後頭神経痛、帯状疱疹による頭痛または顔面痛など


治療薬について

1. 予防薬による治療

頭痛発生日数が多い方、痛み止めの薬が効かない方、あるいは痛み止めを飲み過ぎてしまっている方は予防薬を使用して、頭痛の発生を少なくする方法を取ることがあります。

ミグシス(テラナス)、デパケンR、トピナ、トリプタノール、ノリトレン、リボトリール、ビタミンB製剤などを単独または複数組み合わせて使用します。

不安感や焦燥感、抑うつ、不眠症等を合併している方も多いので、セルシン、コンスタン、デパス、レキソタン、パキシル、ジェイゾロフト、ルボックス(デプロメール)などの抗不安薬や抗うつ薬を併用する場合もあります。

2. 頓服薬による治療

いわゆる「痛み止め」による治療です。頭痛発生日数が少ない方は、頓服薬だけで治療するケースもあります。これだけでも頭痛が減っていく方もおられます。

片頭痛に対しては、トリプタン製剤(イミグラン、アマージ、マクサルト、レルパックス、ゾーミッグ)を使用することがありますが、一般的な消炎鎮痛剤(バファリン、ロキソニン、ボルタレン等)で対応するケースもあります。またSG顆粒などの合剤を使用することもありますが、いずれも乱用に注意しないといけません。

片頭痛の場合は特に、「痛くなり始めに内服」と指導されますので、患者さんによっては飲み過ぎてしまうケースもあります。早過ぎると乱用気味になりますし、遅すぎると効きませんので、初めのうちはタイミングのコツがつかめない方もいらっしゃいます。

3. 食事・生活習慣の改善

実は一番重要です。

お薬による治療だけでは、中々病院を卒業出来ないことがあります。

食事内容や生活習慣を少しずつ改善して頂くよう、個々の患者さんに診察時もしくはメールなどで指導させて頂いております。

但し、現代社会はパソコン、通勤ラッシュ(人ごみ)、人間関係ストレス、経済的不安、家族や親戚、ご近所トラブルなど、頭痛の原因となりうる要素がいたるところに存在します。

将来の事や現状に不安を抱いていると、時にうつ状態となってしまい頭痛は悪化します。

細かいことを気にしたり、腹を立ててばかりいると激しい頭痛に襲われます。

食事内容を改善すると、このような精神症状もゆっくり変化していくことが分かります。

一日も早くつらい頭痛から解放されるようにコツコツと継続することが必要です。

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